M&Aアドバイザリー引き受けランキング2009年上期

【M&Aアドバイザリー(日本企業に関する)引き受けランキング(2009年上期)】


順位 金融機関名 金額 件数
 ゴールドマン・サックス 2兆3054億円 9
 野村グループ 1兆8539億円 60
 シティグループ 1兆8014億円 1
 みずほフィナンシャル・
 グループ
1兆5347億円 71
 大和証券SMBC 1兆2694億円 34
 三菱UFJフィナンシャル・
 グループ
1兆2616億円 34
 モルガン・スタンレー 1兆1186億円 12
 UBS 7083億円 8
 JPモルガン 6476億円 7
10  バンクオブアメリカ
 &メリルリンチ
5877億円 18


引き受け業務はやはり外資が強い。特に大型案件を外資系金融機関が受注するケースが多く、1位のゴールドマンは2位の野村と比べて、案件数は6分の1なのに金額が野村よりも多い、という結果になった。また、外資系金融機関と国内金融機関の再編が行われており、ここで一度整理してみたい。

野村ホールディングス → リーマンブラザーズ欧州・アジア部門を買収

みずほフィナンシャルグループ → 傘下のみずほ証券と新光証券を合併

三井住友ファイナンシャルグループ → 日興コーディアル証券を買収(旧日興シティグループ証券引受部門も統合)

大和証券SMBC → 三井住友FGと合弁解消し、独立系の大和証券キャピタル・マーケッツに

三菱UFJ証券 → モルガンスタンレー日本法人の投資銀行部門と統合し、三菱UFJモルガンスタンレー証券に

相当大きな動きがあったわけだが、これで一連の再編は一段落といったところ。今後はその再編の成果が注目される。




PR